Pips(ピプス)・スプレッド

Pips

今まで、1ドル82円とか83円とか、1円刻みでお話ししてきましたが、実際の為替相場では、このように1円単位で値段が変わるわけではありません。

実際には、82円12銭、13銭と1銭刻みだったり(82.12円、82.13円…)、もっと細かく1厘刻み(82.121円、82.122円…)で値段が動きます。 そして、FXでは、この値段が変わる最小単位のことをPips(ピプス、ピップス)と呼んでいます。

最少単位はFX会社によって異なりますが、最近では多くが1厘単位(小数点以下3桁(82.121円…))となっています。しかし、Pipsの計算に関しては、1銭単位(82.12円…)で数えることが一般的です。 例えば、82.000円でドルを買って、それを82.135円で売った場合、0.135円(13.5銭)の儲けになりますが、この場合は、+13.5pipsと表現します。13.5pipsの値幅を取ったという意味です。(一部のFX業者では、+135pipsと表現します。)

ところで、1ドル82円10銭(82.10円)のときに1万ドルを買うと82万1,000円です。1銭(1pips)値上がりして82円11銭(82.11円)のときに売れば、82万1,100円ですから100円の儲けとなります。 つまり、この場合の1万ドルの売買は、1pipsあたり100円単位で増えたり減ったりするわけです。もし、10万ドルの売買なら、1pipsあたり1,000円単位になります。 (小数点以下3桁の表示の場合は、例えば82.000円で買って82.013円で売れば、値上がりした1.3銭(1.3pips)の儲けは、1万ドルの売買なら130円になりますから、 1pipsあたり100円単位の増減ですが、最小の桁は10円単位で増減することになります。)

+13.5pipsの値幅を取った場合、1万ドルの売買なら1,350円、10万ドルの売買なら13,500円の儲けになります。

FXで取引する場合は、レバレッジが何倍かと考えるよりも、単に1pipsあたりいくらの取引なのかを考えた方がわかりやすいと思います。自分の預けた証拠金が、1pipsあたり100円単位で増減するのか、1,000円単位で増減するのかを考えて、 売買する枚数(1万ドルは1枚(100円)、10万ドルは10枚(1,000円))を決めると良いでしょう。(1pipsあたり幾らの増減をするかは、外国の通貨により異なります。)



スプレッド

例えば、米ドルを82.10円で買って、折り返し±0(損益なし)ですぐに売ろうと思っても、82.10円では売れません。 このとき、FXの注文画面(レート画面)を見ると、「売り値 82.08円、買い値 82.10円」等となっており、この場合は82.08円でないと売れないのです。(82.10円と82.08円の差は0.02円、2銭の損)

FXには、このように買い値と売り値に開きがあります。この開きが、スプレッドです。

つまり、FXでは、買った瞬間(ポジションを持った瞬間)にマイナスからのスタートになるのです。 例えば、スプレッドが2銭の場合は、「売り値 82.08円、買い値 82.10円」というように表示されますが、このとき、82.10円で1万ドルを買った場合は−200円からのスタートになります。(買った瞬間に−200円です。10万ドルなら-2,000円です。) それが、 2銭値上がりして「売り値 82.10円、買い値 82.12円」と表示されたら、そのときが±0です。さらに、もう1銭値上がりして「売り値 82.11円、買い値 82.13円」と表示されたら、1銭の儲け(+1pips、1万ドルなら+100円)となります。

このスプレッドの値は、FX会社によって異なりますし、外国の通貨によっても異なります。どうしてそうなっているの?という疑問もあるかと思いますが、このスプレッドがFX会社自身のリスク回避のためだったり、FX会社の利益を出すためだったりしますが、 そういう仕組みなんだと割り切ってFXをやってみてください。最初の頃は、このスプレッドに不快感がわきますが、慣れてくれば気にならなくなります。

なお、FX会社の低スプレッド競争により、最近では1銭を下回る0.5銭、0.3銭というスプレッドも登場しています。






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