FXは手法で勝つものではない 〜売買ルール・テクニック〜

FXに必勝法はあるのか?」で述べたように、確かに手法は重要です。しかし、現実問題として手法を見抜いたとしても勝てません。

なぜかというと、実は、FXというのは手法だけで勝てるというものではなく、@手法、A売買ルール、B売買テクニック、C感覚(相場観)、D個人の能力、Eメンタルの6つの要素が複合的に影響して、その結果として勝てるものだからです。

例えば、@トレンドライン(下値支持線)での反発を狙って買い注文でエントリーするやり方を考えたとき、そのやり方(エントリー)が手法であり、A+10pipsでリミット(利食い)、−10pipsでストップ(損切り)というルールを決めたら、それが売買ルール、 Bエントリーした後で、買い増し、ナンピン、両建てなどをする場合、それが売買テクニックです。(人によっては、@とA、あるいは@〜Bまで含めて手法と呼ぶ場合もありますが、厳密にはこのように3つに分かれます。)

FXは、買い注文を出したら(エントリーしたら)それで終わりではありませんから、売り時(エグジット)も判断しなければなりません。そのため、どんなに良い手法であっても この売買ルール、売買テクニックとの関係は切れないのです。ですから、どんなに良い手法を持っていても、売買ルールが滅茶苦茶であれば、結局勝ったり負けたりの繰り返しになり、自分の手法を信じることができなくなりますし、 一方、完成度の低いアバウトな手法であっても、売買ルールとテクニックがあれば、勝ったり負けたりしながらも着実に資産を増やして行くものです。

実は、FXというのは、多くの場合ナンピンすれば勝てるものです。同じ場所で同じようにエントリーして失敗しても、ある人は毎回損切りして資産を減らし、またある人はナンピンして生還して資産を増やしている場合もあります。 この場合、その人はナンピンというテクニックで勝っているのであって、手法で勝っているのではないのです。

もちろん、ナンピンにも下手なナンピンと良いナンピンがありますし、多くの場面でナンピンがピンチを救ってくれたとしても、たった1回の失敗で大損するのもナンピンです。ですから、ナンピンや両建てを使いこなせるかどうか、きちんとした売買ルールがあるかどうかに よって、その人がFXで勝てるかどうかの違いになりますし、この辺のことは、個人の運用力の問題であって手法の問題ではないのです。( ズッコケFX教室 〜ナンピン編〜

また、右利きの人と左利きの人がいるように、相場の動きにマッチする感覚を持っている人と感覚のずれている人がいます。

順張りか逆張りか」で述べたように、例えば、トレンド方向に向かって逆張りの注文を出すときのその人の感覚は、ずれているわけです。 そういう感覚は、その人自身が持っているものであり、決して秘密の手法を手に入れたから勝てるというわけではないのです。(C感覚(相場観)の問題)

さらに、例えば、同じように数学の公式を知っていたとしても、ある計算問題でその公式を当てはめることに気づく人と気づかない人がいます。同じようにチャートを見ても、それがチャンスだと気づく人と気づかない人がいるのです。

この「気づくか気づかないか」ということは、株やFXで勝てるか否かを決める重要な要素となります。どんなにFXの勉強や研究をしても、どんなにたくさんの手法を知っていたとしても、気づかなかったら勝てないのです。(D個人の能力の問題)

そして、「貧乏人はFXをやるな」で述べたように、お金のない人、悩み事の多い人、ストレス・プレッシャーの大きい人は勝てませんし、「なぜ、利小損大になるのか?」で述べたように、 損切りできない人も勝てません。これらの人は、どんなに秘密の手法にすがっても勝てないのです。(Eメンタルの問題)

多くの人は、必勝法を手に入れれば勝てると思っています。それも株やFXを始めて数ヶ月や1年程度で勝てると思っています。しかし、そんなに甘いものではありません。

なかなかFXで勝てない現実に直面したときには、その原因を冷静に分析することです。FXで勝っている1割〜2割の人になるためには、長い年月に渡る努力と忍耐が必要なのです。






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